FC2ブログ

空ろの箱と零のマリア

    2012-08-23(Thu)

こんばんは。


空ろの箱と零(ゼロ)のマリア (電撃文庫)空ろの箱と零(ゼロ)のマリア (電撃文庫)
(2009/01/07)
御影 瑛路

商品詳細を見る



空ろの箱と零のマリア〈2〉 (電撃文庫)空ろの箱と零のマリア〈2〉 (電撃文庫)
(2009/09/10)
御影 瑛路

商品詳細を見る


空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)
(2010/01/10)
御影 瑛路

商品詳細を見る

空ろの箱と零のマリア〈4〉 (電撃文庫)空ろの箱と零のマリア〈4〉 (電撃文庫)
(2010/06/10)
御影 瑛路

商品詳細を見る

空ろの箱と零のマリア〈5〉 (電撃文庫)空ろの箱と零のマリア〈5〉 (電撃文庫)
(2012/07/10)
御影 瑛路

商品詳細を見る



5巻まで読了したので感想とかいうか、独り言とか書こうかな。
*注:レビューではありません。微妙なネタバレチックなものも含みます(核心以外)。

ジャンル的にはサスペンスなのかな……?
とりあえず、全体的にシリアスで、しかもファンタジック。
キーアイテムは願いを叶えてくれる魔法の”箱”ですね。
字面だけ見れば、万能の願望器。あ、Fateじゃないよ? でも、ある意味似たものですが。
この箱、願いを叶えてくれるのは確かなのですが、使用者が真にそれを信じきれないと歪んだ形で叶えられてしまうという代物。つまり、この箱の機能や効能を信じきれず、中途半端なものになった願いは、まさにその通りに中途半端に叶います。
願いに対する制約条件ですら、無意識かそうでないかにかかわらず、この箱は心の全てを読み取って願いを具現化するのです。
そうして起こった歪んだ願いの一つが第一巻の内容。

ネタバレしない範囲で事件の概要を書くと、とある箱の使用者の願いを叶えるため、無限に繰り返す一日が発生。
無論、箱の使用者以外は記憶を保持できません。
そんなさなかに現れた転校生『音無彩矢(おとなし・あや)』。
彼女はこの異常な空間において一人だけ記憶を保ち続けている少女。
彼女と、彼女に触発される形で記憶を保持し始めた主人公による以上からの脱出劇がメイン。
主人公は平凡で、頭もそう良くはないし、身体能力も並。
それでも彼は続刊でも再三言われるように『異常なまでに日常に固執』している少年『星野一輝(ほしの・かずき)』。
脱出に至るまでの道のりは核心となるので触れませんが、胸のすくような逆転劇ではありません。
むしろ、傷をえぐり合うようなものでしょう。

このシリーズ、次々と事件が起こり、それを主人公とヒロインのタッグが解決していくのですが、ある意味爽快さは皆無。
どんでん返し自体は面白いのですが、そこに至るまでの傷は多く、そして、最終的な解決法も決して救いばかりでもない。
箱が使用者の願いを叶えようとした結果の歪みであれど、その願いの方向性によっては悪意に満ちたものもあります。
それが3・4巻の王下ろしのゲーム。まさに悪意に彩られ、その中で壊れる人間の様は胸に突き刺さります。
信頼と裏切り。これが如実に描かれたのが、この巻だったでしょう。

最新刊である5巻はまさしく物語の核に迫るもので、主人公の親友が己の目的のために”箱”の力を借りて暴走。
主人公の奔走虚しく……といったところですが、ラストでの主人公は見もの。
この巻の主題を言うなら、『エゴとエゴのぶつかり合い』でしょうかね。
どちらも譲れないものがあるからこそ止まれないし、止めたいと思っていたのですが……

全体的に暗いので、明るい、まさにライトノベル的なものを読みたい方にはおすすめしません。
しかし、ボクとしてはこういったものの方が好きです。
いや、ラブコメとかが嫌いなわけではありませんが、吸引力のある物語はこういうものかな、と。
先が気になって、ページをめくる手が止まらなかったのですよ。
結果として、5巻は3時間程度で読破しました。ちなみに、今日のことです。

続きがたいへん気になる引きだったので、新刊が早く出ることを期待してます。

今日の記事はこんなところかな。
記念絵は構図を決めるのに一苦労。
小説は挿絵を除けば7割方できてます。まあ一話は、という話ですが……

問:
皆さん、この箱を手に入れたら何をしますか?
関連記事

テーマ : 日記
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

No title

率直に問いに。
海に捨てる。
触らぬ神にたたり無しとでもいいましょうか。。。
あまり面白くない答えですいません。

個人的ながら、私のサイトが10万ヒット突破いたしました。
今まで訪問ありがとうございます!!
これからもよろしくお願いします。

LandMさんへ

こんばんは。

なるほど。
超常的な力に手を出さない。
それこそが幸せであるために必要なのかもしれませんね。

10万HITおめでとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。

こんばんは。

山西の場合、まず信じきれずに願ってしまい、
歪んだ形になって現れる。まず間違いないです。
でもきっと願ってしまう。
これも間違いないです。

Re: こんばんは。[山西 左紀さんへ]

こんばんは。

なるほど。
ある意味、それが普通の人の反応なのかもしれませんね。
願いを叶えてくれることは疑わしいけど、でも、もしかしたらとも思ってしまう。
叶った結果が幸せであればいいと思いますが、ズルをしてしまったという罪悪感もありそうです、ボクの場合……

コメントありがとうございました。

追記です。

読み返していて、「2001年宇宙の旅」のHAL9000を思い出しました。
矛盾した命令を与えられて混乱し、ついには殺人まで犯す人工知能です。
なんだかこの箱みたいです。
ふと思いついたので……。

Re: 追記です。[山西 左紀さんへ]

こんばんは。

映画は見てませんが、内容はほぼ把握してます。
授業の教材としても使われましたし、『HAL伝説』という本も読んでいるので。

確かに、似た感じもしますね。
矛盾ゆえに暴走するしかなかったあの哀れな機械。
大それた願いを現実的な思考が邪魔をして使用者を破壊する。
結局、願いは自分の力で叶えるしかないのでしょうかね?

再度のコメントありがとうございました。
最新記事
カテゴリ
最新コメント
プロフィール


Author:栗栖紗那

FC2プロフィール



BirthDay:5/8
BloodType:O

趣味で物書きやってる元学生。
プログラミングもするけど、そこまでスキルがあるわけでもない。

普段はぐだぐだとくだらないことを考え、よく妄想の世界で遊んでいる。
基本的に脳みそお花畑な人間。




最新トラックバック
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
1455位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ライトノベル
64位
アクセスランキングを見る>>
RSSリンクの表示
リンク



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

アスパラグリーン

執筆と脱線の日記

旅の空でいつか

Debris circus

Fakelore Maker

いえのコップは使えない

移ろひ

満身創痍

玩具箱を引っくり返したッ!!

ピナフォークの残念なブログ

からくり童子 風のジード

展示中。自作ラノベ&詩!!

リツギのラノベ妄想でいず!

ナマクラ!Reviews

気ままな雑記帳

ピクルスの味

兎の読書週間

凛音天青

おさんぽ日和

星たちの集うskyの星畑

百鬼夜行に遅刻しました

Take it easy!!!!

smooch♪

scribo ergo sum

H0nNe96の雑記